前の携帯の契約がやっと終わったのでiPhoneにしました。ブログの更新頻度もうなぎ登りになる予定です?

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息子とウクレレ。
$LAウエストサイド日和

やっとこさ観ました。

もの作りにはある種の狂気が必要じゃないかと
いつも思っているのですが、

圧倒的な分量の「思い」が画面の隅々まで
込められた、まさに狂気の映画と感じました。

言い方は悪いかもしれませんが、どれだけ
技術と予算があっても、普通の論理的な人間には
作る事の出来ない種類の作品だと思います。

IMAX 3Dの価値も始めて本当に分かった映画でした。
平日の午前の上映回でしたが満席でした。

まだ公開から4週間ですが、すでに世界での興行収入は
11億3千万米ドル(約1100億円)を超え、

「パイレーツ」や「ロード オブ ザ リング」を抜いて、
同じくキャメロン監督の「タイタニック」に次ぐ
歴代2位まで早くも上り詰めています。

本当に久しぶりに「もう一回映画館で観たい」と
思う作品でした。

年明けに相当パワーをもらいました。
今年も頑張ります。



あけましておめでとうございます。

両親&家族との年末旅行から帰ってきて、渡米5年目
にして初めてLAで静かな正月を迎えています。

地元の神社で幼なじみ達と「ミレニアムや~!」と
騒いでからはや10年、本当にあっという間でしたが、

丁度社会人デビューを果たしたその年からの10年は、
振り返ると盛り沢山の10年だったように思います。

考えるよりも先に行動してしまうことで周りの人を
振り回し、それでも支え続けてもらうことでなんとか
やってこれたことに心から感謝しています。

次の10年も常に変わって行きながら前に進みつつ、
もう少し周りが見えるよう努力したいと思います。

周りの人々の力で「本当にやりたいこと」の入り口に
立たせてもらったこれまでの10年間を糧に、次の
10年が良質の盛り沢山になるよう、ますます思いっきり
やって行きますのでどうぞよろしくお願い致します!

今年はブログもちゃんと更新していく予定ですので
合わせてよろしくお願いします(毎年言ってますね。)



観てきました!!!


$LAウエストサイド日和



今年一番見たかった作品、


「WHERE THE WILD THING ARE」!!!


絵本の傑作、「かいじゅうたちのいるところ」の映画化作品です。

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この絵本、私も大好きな本なんですが、なにをおいても息子さんが
めちゃめちゃ大好きで、プリスクールのストーリータイムに持参する
最初の本として選んだほどのお気に入り。



映画版がこちらでは昨日公開だったので、家から5分のところにある
今LAで一番お気に入りの映画館、


LANDMARK THEATREのチケットをオンラインで予約して
家族3人で観に行ってきました。


息子さんは今まで赤ちゃん時代に「Mommy & Me」という、
赤ちゃん連れの親向けの平日朝上映(照明も明るめ、
周りも赤ちゃん連れなので少々泣いても気兼ねしない)
に行ったことはあっても、本格的に大人に交じっての映画は初体験。


今年の頭くらいにこの映画が公開になる情報を得てから、
息子さんの最初の映画はやっぱりこれでしょう、ということで
この日が来るのを首を長くして待っておりました。



いや~良かった。


大好きな絵本の映画で息子さん大喜び、
本当に久しぶりの映画館に奥さんも大喜び、
というだけでも来た甲斐がありましたが、


映画の出来も良かったです。


監督がスパイク・ジョーンズだったので
もう少しひねった内容になるかと思ってたんですが、
全体的に意外にもちゃんと子供に見せる事を意識した
良心的でストレートな映像への翻訳。


この絵本を映画にする上で一番興味のあった
「台詞のない6ページ」をどうストーリーに組み立てていくのか、
という部分もある程度納得のいくものでした。


いまや著名CM監督になってしまったランス・アコード匠
の久しぶりの撮影監督としての仕事と、ときおりその画よりも
前面に押し出される音楽もとても良かったです。


細かく言うと色々とつっこみどころのある作りではありましたが、
それよりもなによりもこの傑作絵本をここまでのクオリティで
映画にしたその「やりきった力」に拍手を送りたいタイプの
作品でした。


すでにウェブ上、紙上で賛否両論の嵐がうずまいていますが、
基本「傑作」と呼ばれる原作があるものの映画化は本当に難しくて、
「原作のほうが」という感想を最初から用意している多くの
人々に対してリリースするようなものなので、


それを考えると、かなり良い出来栄えだったと素直に言わせる
チカラのある作品だったと思います。



息子さんにステキな初映画を運んでくれた人々に感謝した夜でした。



(日本では絵本の邦題と同じ「かいじゅうたちのいるところ」
のタイトルで来年頭に公開予定みたいです。)







さて引き続きもうひとつの「ええとこいってる」出来事ですが、


アメリカのオンラインレンタルビデオ屋の代名詞、そして今は
オンラインストリーミングの世界においても業界をリードしている
Netflix社主催の、


"Netflix Find Your Voice Film Competition"という、
「これから作ろうとしている映画作品と若い才能を支援する」
コンペティションが今少し盛り上がっています。


LAウエストサイド日和

サイトはこちら


このコンペティションは、

1. 現在準備中の映画プロジェクトをもつフィルムメイカーが、映画の脚本や
 その作品を通じて目指すところに関するレター、主要スタッフの紹介、
 スケジュールや予算等をまとめたパッケージを提出

2. 主催者側が応募作品の中から10本をセミファイナリストとして選出

3. セミファイナリストに残った10作品のチームは3分間の「予告編」ビデオ
 クリップを制作して提出

4. 主催者が10本の「予告編」を一斉にコンペティションのサイトにアップし、
 一般の人々が星1つ~5つまでの5段階評価で投票(星5つが最高)

5. 投票された星の数が多い上位6作品をファイナリストとして、今度は
 主催者に数人の有名業界人を加えた選考委員会が最終審査

6. 最後に1本が優勝者として選ばれる。


というものです。


この手のコンペティションは他にもなくはないんですが、なにしろ

A. Netflix社は現在の映画業界において大きな影響力を持った企業である

B. 優勝賞金がなんと15万ドル(約1,500万円弱)のキャッシュに加え、
 機材やフィルムなどの寄付などなどにより総額35万ドル(約3,500万円)
 相当にのぼるという、他のものとは比べ物にならない規模である。

C. こういうアメリカンアイドル(日本でいう昔のアサヤンみたいな番組)
 的一般参加型のコンペティションは、映画の事前パブリシティとして
 とても有効

D. 完成した暁にはNetflix社からマーケティング面において多くのサポートを
 得られる

といったところにより、応募告知がアナウンスされた時からかなり注目を
集めていて、最終的に応募作品総数は数千を数えたようです。


今このコンペティションは「5.」の段階まで進んでいて、一般の投票で
選ばれた6作品を選考委員会が最終審査中なんですが、


一般の人々のオンライン投票期間には、同じ人が何度も投票できないように
本人確認のシステムが用意されていたり、さすがオンラインのNetflixと
思わせるだけの公平さを担保する努力がなされていたにも関わらず、


それでも期間中投票システムにハッキングが行われて一部の作品の星数が
短時間に異様な上昇をみせ、その後Netflix社がハッキングの発生を公に明らかにし、
不正投票とみられるものを削除した上で星数の再カウントを行う、という混乱も
生まれました。まあそれほど注目されているイベントということでしょうか。


そんな中、現在私が関わっている作品と、直接関わってはいないものの
友人のカメラマンが予告編を撮った(本編も彼女が撮るようです)作品の
2本が、ファイナリスト6作品の中に残りました。


友人のカメラマンは私がプロデュースしたショートフィルム2本を両方
撮ってくれたカメラマンで、このブログにも随分昔、ショートフィルムの
撮影中に登場しました。


彼女はその後TVドラマを撮ったりして若手の中ではかなり売れっ子に
なってきているので、やっぱりここにも出てきたか、という感じで
これからも伸びて行くんじゃないかなと思う逸材です。


そして私が関わってるプロジェクトはセミファイナリストの10本に
残ったことでかなり喜んでいたのですが、いつもの通り私の好きな作品
は広く一般の人々に届く種類のものではないケースが多いので、まあそこ
どまりかなと思っていたのですが、意外にも?見事投票もクリアしてくれました。


ここまでくる中ですでにインディペンデント映画ファンとかNetflixの
ヘビーユーザーとか、最終的に私達の映画がターゲットにしている層の
人々の目にはかなり触れているはずなので、それだけでも大収穫だと思います。


優勝者の発表は9月でまだ時間があるので、その間は少しヤキモキですが、


結果はどうあれ、まあ自分が関わっているフィルムメイカー達が、それこそ
星の数程いる「これから」なフィルムメイカーの中で、結構「ええとこいってる」
ことが客観的に分かったような気がして、


自分が彼ら、彼女らがあともうひと押し、ふた押しで本当に表に出て行ける
ようになる為のチカラにならなければ、とふんどしを締め直した出来事でした。


















最近、私が色々と映画を一緒にやっている仲間が
割と「ええとこいってる」という事実に、客観的な
評価を通じて改めて気付かされる出来事がありました。


日頃CMのお仕事ではいわいるその道の一流ドコロの
方々と常にご一緒させて頂いている中、


映画の方は大学院時代からのつながりとかサンダンス等の
映画祭つながりとか、どちらかというと「これから」の、
同世代から私よりも若い世代の「こいつは」と感じる人々と、
等身大で共感できるものを作りながら一緒に成長していければ、
という思いで活動しています。


まあアメリカ、特にLAにはショートフィルム作って
いくつか賞もらって、みたいな「これから」の
フィルムメイカーなんて本当に星の数ほどいる訳で、
そんなかで次のステップに進んでいけるのはほんの一握り、
文字通り万に一つくらいの確率だと思います。


そんな中、(ここからやっと本題です。)
ここ最近2つの大きなイベントで、2人(2組)の一緒に
やっている連中がフィーチャーされる機会がありました。


ひとつめは先月、MOFILMという会社主催で行われた
カンヌ広告祭向けの一般参加型CMコンペティション。


ノキアとかヒューレット・パッカードとかボーダフォンとか、
広告界でも名高いクライアント企業12社がそれぞれの
ブランディングに関する説明と新しい広告の方向性を提示し、


一般自由参加で、やりたい人がその12社の中から好きな企業の
CMを自主制作してMOFILMの特設サイトにアップし、各企業の
応募CMの中でトップに選ばれたらその企業から賞金あるいは
商品等をもらえるというもの。


2~3ヶ月前にこのイベントを見つけた際に、すぐに何人かの
仲間にお知らせメールを出しておいたところ、


丁度その時手術開けだったお父さんのお見舞いに実家に帰っていた
マヘイシュ君(先々月カンヌ映画祭に行くという件でご紹介した
ショートフィルムの監督)が、気分転換もかねてお父さん主演の
CMを12社の中からベストバイというこっちのビックカメラみたいな
会社に向けて作ったのです。


すると見事ベストバイCMの1位を獲得してしまいました。


賞金のベストバイ商品券1万ドル(約100万円弱)もサクッと
さらっていき、さらには各企業でトップに選ばれた12本のCM中
ベスト3にも選ばれ、フランスはカンヌ広告祭へご招待!
(もちろん旅費等すべてMOFILM持ち。)


カンヌで発表されたベスト3の中の順位ではおしくも2位に終わった
ものの、


しっかり2位の追加賞金も獲得、さらには当地で本イベントの
アドバイザー兼広告塔、巨匠スパイク・リー先生と食事したりと、
カンヌを満喫して帰ってきました。

LAウエストサイド日和

表彰式でスパイク・リー氏や主催者、他の受賞者達とポーズを
とるマヘイシュ君(左から2人目)


*「ドゥ・ザ・ライトシング」、「マルコムX」や「インサイド・マン」
といった映画の監督といて有名なスパイク・リー氏は、CM監督としても
ナイキのマイケルジョーダンを起用したCM等で一時代を築いています。



そしてもうひとつ同じく「ええとこいってる」ことに
改めて気付く出来事があったんですが、


長くなったのでまた書きます。









5月の終わりからここまで、
物理的にも気持ち的にもちょっとバタバタでございました。。。


撮影のお仕事を1本こなして、


直後に息子さんの3回目のバースデーパーティ×2度と家族でのお祝い、


同じタイミングで以前のお仕事を通じて知り合った日本の
美術監督の方がLAを旅されていたので何度か食事などしつつ、


佳境に入ってきた映画の準備についてウチのパートナーや
弁護士とミーティングを重ねて、


先週はその映画の資金集めパーティに出席したり、現地で
色々と打合せしたりする為NYへ。


NYに行く直前に私が渡米時からの5年弱に渡って本当に苦楽を
共にしてきた愛車アコードワゴンが盗難にあい、


帰ってきた直後に新しい車を購入したら、その翌日にとても
無惨な姿になってアコード君が発見される、などなど。。。


(上記の各出来事の詳細は奥さんのブログをどうぞ。)



まあ大きく言うと色々あった訳ですが、とりあえず
息子さんの誕生日をちゃんと祝ってあげられて、


そして結婚5周年という節目のタイミングで


(公私混同旅行ですが)家族を奥さんの大好きなNYに
連れて行ってあげることができたのはなによりでした。


NYでは大目的だったパーティと打合せも収穫多く終了して、
それ以外にも今まで電話とメールを通じたやりとりだけだった
仕事つながりの方と、家族ぐるみで食事させて頂く機会もあったり
公の面でもかなり充実したトリップになりました。


家族でウロウロする時間も割とあって、いわいる観光名所を
回ったり、LAにはない感じのお店で食事したりしてとてもいい感じでした。


個人的には昔相当はまったマンガ「BANANA FISH」に
重要なロケーションとして登場する、NY市立図書館へ行けた
ことがかなりイケてましたね。。。


そのNYトリップの詳細も同じく奥さんのブログにて
順次アップされると思います(しつこい)。



こういう公私混同旅行は結構いいのでまたアリやね。
ということで味をしめた家族のLAに帰ってきた後の協議により、



公私混同も純粋な家族旅行も含めて


A. ムスコさんの5歳の誕生日周辺(2011)にハワイ


B. 結婚10周年(2014)にイタリア(ヨーロッパ)


というのが家族の中長期的な?目標と決定致しました(笑)。



ハワイは5年前に結婚式を挙げたところで、私はその後も
仕事でちょくちょく行ってるんですが、


奥さんはそんな機会もなく、息子さんはまだ行ったことがない、
さらにはウチのパートナーの実家があって、いつも息子さんを
とても可愛がってくれるパートナーのご家族にもハワイで
会いたい、というのもあり。


イタリアは、、、、、まあイタめしですかね?


あと私は昔仕事でパリに1ヶ月居たことがあるのですが、
奥さんは(もちろん息子さんも)ヨーロッパ自体
行ったことがない、ということで。






。。。。。





まあ平和な目標を立てて盛り上がれることを幸せだと思って


次の目標目指して家族で頑張っていきたいと思います。



LAウエストサイド日和

やさしいアシュリーお姉ちゃんと息子さん
NYブルックリン橋のふもとにて