明らかに泣くやろなと予測しつつ参加した
息子さんのプリスクール(保育園)卒業式。

やっぱり大号泣でした。

最初の校長先生のスピーチから、涙で声のつまる
校長先生にもらい泣き。

後半に卒業生が先生に贈った、プリスクールの
音楽の先生が作詞作曲した曲が素晴らしすぎて、

一生懸命に唄う息子さんと子供達、子供達の方を
向いて泣きながら一緒に唄っている校長先生を
ビデオ撮りながら、思わず号泣してしましました。



“Thank You For My Wings”

I can’t believe the time has come
To be on our way
Before we go we want to thank you
For each and everyday

You take my hand
You light my way
You guide me each and everyday
Head to head
Heat to heart
Step by step

With your lessons and your love
We are ready to step into the sun
When trouble comes, we will rise above
On wings of your love

You take my hand
You light my way
You guide me each and everyday
Head to head
Heart to heat
Step by Step

Thank you for………our wings……



多分ここ数年で最も感動した一曲でした。

素晴らしい先生達との出会いと、毎朝私の足に
しがみついて泣いてたところから、無事卒業まで
頑張った息子さんの成長ぶりに心から感謝です。




1月、2月は映画界にとって、大きなイベントが
目白押しの季節です。

前年に公開された作品にとってはゴールデングローブ、
アカデミー賞といった賞レースの時期であり、

インディペンデント映画に携わる人々にとっては
サンダンス映画祭という最大のイベントが、現在
雪のユタ州はサンダンスリゾートで行われています。


数千本の応募の中から選ばれた無名の新人達が
「スター候補」の仲間入りを果たす登竜門として
名高いこのサンダンス映画祭ですが、

昨今の不況の影響もあり、ここ1~2年はいまいち
盛り上がりに欠け、買い手を探す作品にとっても
厳しい風が吹いていました。

ところが今年はその反動もあってか、規模の小さな
秀作に大手の配給会社がここ数年なかった高額の
オファーで触手を伸ばす案件が相次ぎ、大きく潮目が
変わる年となりました。

そのサンダンス映画祭で、2年程前に「続・ええとこいってる」
という記事で私が関わっているとして紹介した作品が
今年の大きな話題のひとつになっています。


$LAウエストサイド日和

Focus Features nabs 'Pariah'
フォーカスフィーチャーズが「Pariah」(の配給権を)獲得


「Pariah(のけ者)」というタイトルのこの作品、
レズビアンの黒人女子高生が「自分らしく生きる」
難しさを経験しながら成長していく物語で、

私は諸事情によりその後この作品との関わりを断つ
ことになったのですが、まだこのチームが資金集め等で
試行錯誤している頃に応援していた作品でした。


有名俳優が出る訳でもなく、また主題的にも万人向け
とは言い難いこの作品は、当時なかなかの苦戦を
強いられていたのですが、

最終的には作品自体の持つ力とチームの努力が
様々な逆風を跳ね返して、ここまで漕ぎ着けたことは
心から嬉しいことです。


元々この作品は、そこに選ばれること自体が奇跡に
近いくらい栄誉なサンダンス映画祭主催の育成
プログラムで育まれたプロジェクトで、2010年の
映画祭への出品を目指していたものの、紆余曲折を
経て今年の出品にこぎつけたようですが、

逆にこの1年の遅れによって、昨年までと打って変わって
買い手側の動きが活発になった今年の映画祭に当たったこと、
また「The Kids Are All Right」というレズビアン夫婦を
主人公にした作品が今年の賞レースをおおいに賑わせて
いることも、「Pariah」にとって大きな追い風でした。


今回「Pariah」の配給権を獲得したFocus Featuresは
言わずと知れたインディペンデント映画界を代表する
配給会社であると同時に、昨年の「The Kids Are All Right」
や数年前に一大旋風を起こした「ブロークバック マウンテン」
の配給会社でもあり、ゲイレズビアンテーマの作品を
メインストリームの観客にアピールする第一人者です。

ディールの詳細は分かりませんが、いくつかの記事に
よると、Focusから支払われる配給権獲得料はそれだけで
(今後の興行成績に関わらず)制作費を回収できる程の
金額だったようで、

またFocusがこの監督の次回作をプロデュースするという
内容も盛り込まれるなど、ここ数年の流れに反して
制作チームにとって至れり尽くせりの契約内容になって
いるようです。


当初は(作っている当人達も含めて)もう少し小さめの
配給会社は付いてくれるのでは、という予想だったので、
巨人Focus Featuresが手を挙げたというのは嬉しい誤算
というか、この作品にとってこれ以上ない成果だったと
言えます。


いずれにしても、自分の手からは離れてしまったとはいえ
「この作品を世に出したい」と思っていた作品が実際に
世に出て、当初の予想を裏切る程の大きな好感を持って
受け入れられたことに興奮を覚えると同時に、

今後この作品が公開され、世間一般の人々にどう受け入れ
られるのか、陰ながら見守って行きたいと思います。






年明け早々、というか元旦の夜、LAにヘルプに
来てくれていた父母のお陰でとてつもなく
美味しいカリフォルニアワインに出会えました。

$LAウエストサイド日和


Leviathan 2007


日本へのお土産用のカリフォルニアワインを
仕入れようと、元旦の夜にも関わらず開いていた
お気に入りのワイン屋の一軒を尋ねたところ、

店員のお兄さんが迷わず薦めてくれたのがこの
ワインでした。

Screaming Eagleという、こっちで1本US$1,500
スタートくらいの最高級カリフォルニアワインの
ワイナリーがあるのですが、

そこでつい最近まで働いていた有名ワインメイカー、
Andy Ericksonさんという方のプライベートラベル
であるこのブレンドワインはそれに比べるとかなり
リーズナブルな価格設定。

お土産用と別でその晩の飲む用にも1本追加して、
早速家に帰って奥さんの用意してくれた
しゃぶしゃぶと一緒に堪能しました。

ワインに関しては全くの素人ですが、一応
カリフォルニア在住ということで、オーパスワン
とかの有名どころも含めてワインを飲む機会が
あればできるだけカリフォルニアのものを
飲んできました。

しかしこのワイン、今までのものとは全く違う、
「うますぎる」ワインでした。。。

Wikipediaによると、Leviathan(レヴィアタン)
とは旧約聖書の中で地獄の門を守るとされる
海の巨大な怪物ということで、そう言われてみると
ラベルにもそんな感じのデザインが施されている
のですが、

味のほうはそんな豪快なネーミングからは連想
し難い、美しく「鮮やか」という言葉がぴったりな
感じでした。

父のお土産用に寄ったワイン屋でちゃっかり
ご相伴に預かってしまいましたが、年の始めを
飾るすばらしい出会いをありがとうございました!








あけましておめでとうございます。

昨年12月に次男が誕生しました!

師走のバタバタの中、祖父母の多大な
サポートのおかげで、無事LAで初めて
迎えた年末年始を皆健康で過ごすことが
できました。

長男が生まれて4年、右も左も分からない
アメリカで赤ん坊を抱えて過ごしたことも
最早忘れかけていましたが、

長男に似て睡眠の短い(笑)次男を夜中に
あやしながら、当時の事を思い出す今日
この頃です。

今年は改めて色んな面で原点に立ち戻り、
当たり前のことを当たり前に、時を逃さず
諸事に正面から向かって行くことを
大事にしたいと思います。

このブログもお休みが続いていましたが、
海外に生活する者として、身近な人達への
近況報告という原点に戻ってできる範囲で
続けて行こうと思っています。

どうぞ皆様本年もよろしくお願い致します。



$LAウエストサイド日和
$LAウエストサイド日和

最近見た映画の中ではピカイチ(古い)、「UP IN THE AIR」。

この作品の監督ジョン レイトマン氏は、「ゴーストバスターズ」シリーズ等で
知られる超有名監督の息子さんなんですが、ショートフィルムやCMの監督業で
キャリアを積んだ後、

5年程前に長編映画デビュー作
「THANK YOU FOR SMOKING (邦題:サンキュー スモーキング)」

サンキュー・スモーキング (特別編) [DVD]/アーロン・エッカート.マリア・ベロ.キャメロン・ブライト.ケイト・ホームズ

¥3,990
Amazon.co.jp

で一躍ブレイクし、

その後
「JUNO (邦題:ジュノ)」

JUNO/ジュノ [Blu-ray]/エレン・ペイジ,マイケル・セラ,ジェニファー・ガーナー

¥4,935
Amazon.co.jp

で「高校生の妊娠」というセンシティブなテーマをコメディとドラマの
絶妙なラインで料理し、大ヒットメーカーの仲間入りを果たしました。


最初の作品から監督3作目になるこの「UP IN THE AIR」まで、脚本も
自分で手掛けていて、原作がないと映画ができない昨今の風潮の中で、
シンプルとは言い難いオリジナル素材を重くならずに上手に料理できる、
希有な存在になりつつあるフィルムメイカーと思います。


この監督の作品はどうも世の中とか物語の素材に対する目線が心地よくて、
なんとなく世代が近い人なのかなと思ってたら、これを書いてて調べたら
なんと同じ歳でした。。。


えらいこっちゃ。


※この「UP IN THE AIR」、日本では「マイレージ、マイライフ」という
邦題で現在上映されているようです。

マイレージ、マイライフ [DVD]/出演者不明

¥価格不明
Amazon.co.jp




日曜日の今日は息子さんとCalifornia Science Centerへ。

photo:01


車だ~。(写真の左。見えにくいね。)


photo:02


うーん重い。。。

photo:03


まだ小さい子用のお部屋が落ち着くんだよ~。

photo:04


シャークがいるー。


3歳以下の子供から大人まで、遊びながらそれぞれの
理解度に合わせて科学が好きになるすばらしい施設です。
しかも入場料無料(駐車場は有料)。

息子さんも私もかなり興奮して遊びました。


さてこのCalifornia Science Center、とてもいい施設との
噂は聞いてたんですが、

最近電通アメリカ社主導の
「Change The Way You See The World」という
キャンペーンで街中のビルボードに広告を出していて、

そのキャンペーンの一貫として、このブログにもよく
登場する友人マヘイシュ君が、ウェブやプロモーション用の
映像を監督したんです。

その映像はこちら



多くの予算をかけたTVCMではないので、映像のクオリティ
という面からは確かに「安い」作りですが、最近は
こういう低予算のウェブやプロモーション(街角やモールに
おいてあるビジョンで流したりする)用の映像がとても
重宝されています。

その辺りの話は長くなるので割愛しますが、この映像制作に
関わった「いつものメンバー」は、監督のマヘイシュ君
(インド系アメリカ人)をはじめ、

カメラマンはAFIの同級生(アフリカ系アメリカ人)、

編集はマヘイシュ君のNYU時代の同級生で今2人で会社を
やっているパートナー(台湾系アメリカ人)、

音楽はマヘイシュ君と一緒にやったのも含めて私のAFI卒業制作を
2本とも担当してもらったUSC音楽科卒の才女(ノルウェー人)、

ナレーションはマヘイシュ君のNYUの同級生で、今TV番組の
プロデューサーをしながらインディーバンドのボーカルも
務める「ド」アメリカ人


という、人種も多様なメンバー。

こういう連中といつも関わってモノ作りに一緒に取り組む日常って、
日本ではなかなか考えにくい。

そういった意味でも、アメリカに来たことは、私にとって本当に
Change The Way I See The Worldな体験でした。


これからも国境を超えて、国境を超える映像を作って、
いつかその映像を見た少年少女に

Change The Way You See The Worldな体験を
提供できるように精進しよう、と決意を新たにした日曜日でした。









iPhoneにしてからというもの、カメラでサクッと撮るのはどうしても
息子さんの写真が多いので、どうも遊んでばっかりの日常を過ごしてる
ような感じですが、一応ちゃんと仕事もしてます(当たり前か)。

今日はLAには珍しい、かなりHipなオフィスでミーティング。
とても有益な話ができました。

photo:01



オフィスの裏は公園みたいなランチ&軽いビジネストークエリアになってます。


ウチもこんなオフィス(の一室?)になりたい。

One day.



※Hipは辞書によるとオシャレな、イカしたというちょっと昔風の日本語が
あてはまる単語です。オシリという意味もありますがここでは前者の用途です。